2022年11月に加筆修正しました。
こんにちは、なっちです。
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タイトルの通りですが、最低ランクがアイアン2だった僕がイモータルランクに到達しました。
尻の穴締めてランク2つ上げた pic.twitter.com/WebvMbwCCw
— nachizail / なっち (@nachizail) 2020年9月26日
初イモータル到達うううう!!
— nachizail / なっち (@nachizail) 2021年4月19日
アイアンランクから這い上がったぜ#VALORANT pic.twitter.com/wcdFodrPl3
image via Riot Games
ここに来るまで約半年、何を思ったか、どんなことをしたかをまとめようと思います。
あくまでランクを上げるためのポイントであり、すべてが5vs5のチーム戦に直結するわけではありません。
自己紹介
FPS経験はちょっとあり。AVAの脱出モードで敵と戦わずに勝つことだけを生きがいにしていた。ちゃんとした5vs5爆破ルールの経験はなし。
APEXの最高ランクはプラチナ4(記事執筆時)。
VALORANTにハマるまではDCGジャンルのゲームやフォートナイトをずっと遊んでいました。DCGではランクインや大会優勝・入賞実績あり。
マウス感度
記事執筆時
800DPI
感度 0.706
スコープ時感度 0.75 (ダイヤ1ぐらいまではこれが1でした)
2022年4月現在
1600DPI
感度0.289
2023年1月現在
1600DPI
感度0.275
VALORANTプレイヤーの中ではかなりハイセンシですが、問題なくプレイできているので現状このままでいく予定です。
ただ、その日の体調やプレイ環境によってエイム感が変わるのは実感しています。
使用しているデバイス
ここにまとめてあります
VALORANTというゲームは難しい
最近ではStylishNoobこと関さんや、APEXプロや人気ストリーマーたちがよく配信でプレイしているので知っている人も多いかもしれませんが
このゲーム、かなり難しい。
APEXのプロゲーマーがシルバーランクで停滞しているのを見て、ビックリしたことが記憶に新しいです。
①ヘッドショットでワンパンされる
②ストッピングが必要
③座学が必要
などなど、未経験者には結構難しい部分があります。
銃で撃ち合うという点は共通していますが、そもそものルールが違うので
「APEXが上手い」と「VALORANTが上手い」は同値ではありません。
僕はよく「VALORANTは野球 APEXは殴り合い」と例えて言っています。
僕が意識してきたこと
【全ランク通して】
解説動画等で勉強する
1日1本ぐらいのペースで寝る前とかに見てました。
僕が過去参考にしたチャンネルを載せます。
①FPS解説するッツォォァァのgosioです。どうも - YouTube
最近開設されたSmashlogTVも初心者におすすめです。
これらのチャンネルで勉強するとき、僕が気を付けていたのは「全てをまっすぐに受け止めない」ということ。
本当にその情報、プレイが正しいかどうかを実際に自分でゲームを動かしながら確認するようにしていました。そのほうが頭にも残るし、それが上手くいかないケースなどを発見できたりと、気づきを得られます。
あくまで大勢のプレイヤーに向けた解説動画であって、自分専用の解説動画ではないということです。自分の中にそれらを上手く落とし込むことが大切。
(勉強もそうで、あんまり先生の言うことを何でも信用すると痛い目にあうことがあります)
基本ソロかデュオでやる
自分から誰かを誘うことはあまりせず、基本ソロかデュオでやるようにしてました。
パーティーでやるデメリットだけ書いてここは終わりにします。
・パーティー人数が増えるほど使うキャラ、パーティー構成が固定化される。
・パーティーメンバー同士の(実力向上・勝利に対する)熱量が合わないため、上達の速さが落ちる。
・野良に合わせる能力が上がらない。
・マッチが遅い。
追記:こんなことを書きましたが、自分より強い人とプレイして教えてもらったり、とにかく倒されまくるのが最も上達に近いです。先人の知恵は偉大で、何でもかんでも一人でこなそうとすると大変です。自分より強い人がいるカスタムマッチ募集に積極的に飛び込みましょう。僕もTwitterで募集することがあるので、気になる方はぜひ。
エージェントを即ロックイン(確定)しない
誰かがすぐにエージェントをロックインしてしまうと、そのパーティーの構成の自由度が下がってしまいます。
パーティーの強さが最大値を取れるように意識する。
やりたいエージェントがいたとしても、見せるだけにしていました。
(勝ちたいのであれば)確定していいことは何一つありません。確定したいのであれば、自分がそのエージェントを使うとどんないいことがあるのかをピック画面でプレゼンしましょう。それぐらいの気概が必要です。
レイナを即ロックしてフラグがトップじゃないのは重罪なので、逮捕されます。
Q.プロでも即ロックしてる人いませんか?
A.あなたはプロではありません。
Q.野良の人が即ロックするんですけどそれでもダメ?
A.あきらめましょう。「割り込み乗車されるから割り込み乗車をする」理論ですそれ。
ボイスチャットを使う
情報が命のゲームなので、VC(ボイスチャット)はあったほうが絶対にいいです。
VCなしのプラチナランクより、VCありのゴールドランクのほうが強いです。
VCで報告するときも「Aメイン 2 レイズ サイファー」のように必要な情報に絞って報告するようにしていました。
「どこに何人いるか」という優先度の高い情報は先に伝え、後から補足でそいつらが何のキャラだったかを付け加えます。
「敵がサイトに入ってきた」というVCがあるだけで、味方がサイトに寄るのが2,3秒早くなり、リテイクの成功率が上がります。ね、重要でしょ?
都合上VCができないひとは、危険ピンを連続で立てて味方にアピールしましょう。
「はぁ!?強すぎだろ!!」みたいなVCは味方にとっては何も利益がありませんから、自室で一人で叫んでください。
もし圧勝しているような状況であれば、チームの雰囲気を盛り上げて流れを作るために試合に直接関係ないVCをすることもありますが…
味方に暴言を吐くこともご法度です。味方のミスを非難したり、暴言を吐いても自分のストレスが発散されるだけであって、チーム全体のパフォーマンスは下がり、むしろ勝ちから遠ざかります。
その人は自分と同じランク帯である(自分とほぼ同等の実力)ということを理解していれば、イライラすることも少ないでしょう。
設置後の動き
アタッカーはスパイクを爆破させればラウンド勝利できます。
しかし、お互いの人数状況、スキル状況によって最適な動きというのは当然変わってきます。
スパイク爆破WINをメインに考えるのは当然として
・設置前/後にエリアを広げる
・下がって解除阻止をメインにする
例えば、敵のスモークキャラが落ちていて、なおかつ攻め側が有利に撃てるような設置位置であれば引いてもよいでしょう。
また、ヴァイパー、ブリムストーンなどが味方にいて解除阻止が強い状況であれば下がるのもアリです。
試合後にプチ反省をする
勝っても負けても
「あそこはああしてれば勝てたかもしれない」
「なんでしなかったんだろう?」
「した場合の裏目はなんだろう?」
という思考を少し巡らせます。
考えすぎても時間の無駄なので、少し反省したら次の試合に行きます。
知識的な問題による失敗だった場合は、カスタムに潜って確認をします。
自分(相手)のHP&相手(自分)の出せるダメージを把握する
大抵、味方から「●●何カット」という報告があるはずです。それを頭に入れて戦うことは大事です。
例1)ヴァンダルは頭160胴体40ダメージ → 相手のHPを110以上削っているなら胴体を狙う
例2)ソーヴァのアルティメットは1発80ダメージ → 1回は食らっても死なない
【アイアン→シルバー】
ストッピング(重要度:★★★★★)
このゲーム、止まって撃たないと弾が全然まっすぐ飛びません。
初心者にとってはここが一番の難所です。
僕も稀に初弾にストッピングが効かないまま撃つことがあります。
射撃場でヴァンダルを持って、横移動からのストッピングで初弾をクロスヘアの真ん中に飛ばす練習をしました。この際、それがボットに当たったかどうかはあまり気にしていません。
細かい仕様を覚える(重要度:★★★★☆)
自分のランクに応じて、覚えられるものから覚えましょう。
初心者の場合一気に全てを覚える必要はなく、一度目を通して頭の隅っこに置いて、そしてプレイしましょう。忘れたら試合後に再確認。これの繰り返し。
・スパイクの設置にかかる時間:4秒
・スパイクの解除にかかる時間:3.5秒×2(3.5秒解除すると、いったん解除を中断しても残り3.5秒の状態からスタートできます)
・スパイクを設置/解除するとアルティメットポイントを1獲得
・ラウンドに勝つと3000クレジット取得、負けると連敗数に応じて1900→2400→2900クレジット取得
・敗北ラウンドで生き残っていると、次のラウンドでは1000クレジット取得
→自分の状態と次のラウンドのマネー状況を照らし合わせて、キープをすると得なのか、死んだほうが得なのか考えましょう。
敵に倒されると、倒した相手&自分がアルティメットポイントを1獲得するという点も考慮できるとかなり良いです。(アルティメットポイントマックスの相手に倒されに行く / スパイクの爆破にこっそり巻き込まれに行く など…)
・味方のアビリティによる自分へのダメージは倍率が下がる(ので、あまり怖がらない!)
・スパイクを解除中は、スパイクの光が赤色になる(通常は青)
・設置/解除ボタンを一瞬押すだけでも、敵には設置/解除しているように聞こえる(設置/解除フェイク)
例) 味方の耳「ピ(設置中断)」 敵の耳「ピピーッ(設置中)」
・武器には壁貫通力というステータス(低・中・高)があり、それに応じて抜ける壁の厚さが決まっています。(斜めに撃ち込んだ場合、その方向の距離で計算)
などなど…
【シルバー→ゴールド】
使えるキャラを増やす(重要度:★★★★★)
アセントではこのキャラ、バインドではこのキャラ…というような決め方でもいいので
3キャラほど使えるようになりましょう。僕は最終的に全キャラ使えるようにしました。
新たなキャラを使うことで得られる経験値は莫大です。
個人的なオススメは
・デュエリスト(レイナ・ヨル以外)
・イニシエーター(ソーヴァ、スカイ)
・オーメン
次点でサイファー、キルジョイ
です。
ソーヴァ、スカイ等のエリアコントロール性能のあるキャラを使ってエリアコントロールの意識をつけるのが大事かも。
他の理由は割愛。
キャラ固有の知識・技術を身に着ける(重要度:★★★★☆)
スキルの仕様や強い使い方を勉強し、カスタムマッチ(チートON設定)で練習しましょう。
いい時代なもので、Youtubeで調べるとすぐに出てきます。
日本の情報も最近は充実してきましたが、キャラ固有のものだと海外産をいくつかあさるのがおすすめです。
検索例 「Cypher Ascent」
このあたりから知識でキルorラウンドを取ることができるようになります。
僕はシルバーランクだった当時、エイム練習をないがしろにしてこれを一番やっていました。
具体的に僕が動画を参考に練習したのは
・レイズのブラストパック(今考えると恐ろしいんですけど、徹夜で6時間ぐらいぶっ続けでやってました)
・ブリムストーンのインセンディアリー空爆
・ヴァイパーのスモーク
また、僕の場合いちいち動画を見て確認するのは面倒なので
①自分専用のDiscordサーバーを作成
②テキストチャンネルをこんなかんじで作る
③スクショでまとめる
これをマッチ待機中に見るようにしてました。
自己流のスキル定点をまとめてます
興味があればぜひ
↓
セットアップをする(重要度:★★★★☆)
上記スキルの知識部分の発展で、セットアップができるようになりましょう。
ここでいうセットアップとは、2人以上で行うものを指します。
例えば、ドローンで映った敵にブリーチのフォールトラインを入れる。
リコンとフラッシュを合わせる、など
野良ランクマッチレベルでも2人からできるセットアップはたくさんあります。
グラフィック設定を見直す(重要度:★★☆☆☆)
これ、かなりの盲点でした。
僕は最初4Kのディスプレイでプレイしていて、ゲームのグラフィック設定も4Kで行っていました。その結果、フレームレートが安定せずカクつくことも多かった。
それに気づき、解像度をフルHDに落としました。
また、グラフィック設定はすべて「低設定」にしています。
低いほうが無駄が排除されて、情報が視覚的にすぐに入ってくるような気がしたからです。これは好みの問題かも。
アングルアドバンテージを理解する(重要度:★★★★★)
これ(わからない人は上で書いたチャンネルの解説動画の視聴を推奨)
交戦する壁を基準として、壁からより遠いプレイヤーのほうがより早く敵を視認できるという性質。
【ゴールド→ダイヤ】
デバイスをアップグレードする(重要度:★★★★☆)
モニターを240Hzのものにし、マウスパッドを買いました。
マウスパッドを使わずにプレイしていると言ったら、イモータルの友人に怒られました。
その後、ゴールドからダイヤに一瞬で上がりました。
必須ではないですが、影響は大きいです。
※60Hzモニターでイモータルの友人もいます
ファーストデッドを取られないようにする(重要度:★★★★★)
ファーストデッドを取られちゃったら4vs5になっちゃうよ~~~ん??
【ダイヤ→イモータル】
クリアリングの順番を意識する(重要度:★★★★★)
クリアリング箇所が多い場所を正しい順番でクリアリングをする練習をします。
カスタムでやるとよい。
スキルでクリアリングをサボる人はこの練習大事。
僕はダイヤに上がってから意識的にするようにしていましたが、ゴールド・プラチナでも必須級です。
なお、どうしてもノースキルでのクリアリングが不可能な箇所というのが存在します。(クリアリングする瞬間他のアングルとクロスになってしまう)
そこは割り切るか、スキルを使うしかないです。
エリアを確保することの重要性を知る(重要度:★★★★★)
説明は割愛します。以下の動画を参考にしてください。
なんとなくかじっただけの人がIGLをしがちですが、チームが崩壊するので気を付けましょう。むやみやたらとエリアを取ればいいってもんではありません。
最終的には「撃ち合い」で勝負を決めるわけですから。
2人以上での撃ち合い勝率を上げる(重要度:★★★★★)
ダイヤ以上の人なら1度は聞いたことあると思いますが
・クロス
・ダブルピーク
・ベイト(&トレード)
ここら辺、しっかりできてますか?
イモータルでもできてない人は腐るほどいます。
相手に意識付けをさせる(重要度:★★★★★)
これは具体的に説明するのが難しいのですが、単純な話
ラッシュばかり続けていると敵がサイトに集まるのが早くなります。
ここで誰か1人がスニークして逆サイトに入ったりするとぶっ刺さったりします。
個人単位でも同じことが言えて、
オーメン、レイズ、ジェットならスキルを使わないと乗れないような高いポジションを使うことで「そこにいるかもしれない」という意識付けを試合中ずっとできます。
連続してAショートを守っていると、「あいつはAショートにいる」というほぼ確定的な情報が毎ラウンド敵に握られます。
それを利用してなお居座るか、ポジションを変えるかはケースバイケース。
防衛サイドで裏を詰める、もしくは毎回サイファーの裏取りワイヤーを壊すなどをして裏を意識させることも可能。
また、「キモい行動」を取り続ければ相手に「こいつはキモい」と意識され、逆に「普通の行動」がぶっ刺さりやすくなります。
ここらへんを意識してから簡単なキルが多く取れるようになりました。
相手に合わせるのではなく、相手が合わせてくるような立ち回り
スパイクを設置する"向き"を気にかける(重要度:★★★★☆)
このゲーム、設置しているキャラを中心 として そのキャラが向いている方向へズレて設置されます。下ツイート参照。容量の問題でここに直接貼れませんでした。
スパイクの設置は向きによって位置が変わるよっていうGIF pic.twitter.com/MT4RmkZyP5
— nachizail / なっち (@nachizail) 2021年4月20日
これらのことから、壁などのオブジェクトの方向を向いて設置すれば、以下の画像から分かるようにスモーク抜きなどがしやすくなります。
スキルをわざと弱く使ってキルを取る(重要度:★☆☆☆☆)
自分が一見不利なようなスキルの使い方をすることで敵の特定の行動を予測、誘発してイージーキルを取ります。
少人数戦や、フルパーティーで戦うときに有効です。
例:サイファーのワイヤーをあえてしゃがめば通れるような高さにつけて、詰め待ちする。
おわり
ここまで読んでくださってありがとうございます。
大事なのは「惰性でランクマッチをやらないこと」だと思います。
スポーツでも、練習試合をしているだけでは上達が見込めません。
座学、練習をどこかに組み込む必要があります。
また、上のランクに行くにつれて対戦相手に見知った名前が増えてきて、「前の試合のあいつか!」となってメタ的な行動を取られることがあります。
匿名表示にするとそういったことが防げますし、匿名にせずにそれを逆手に取った行動で返すことも可能です。
そういえば、僕はデスマッチで1位を取ったことが1回もありません。
(追記:この記事を書いた後何回も取りました)
僕より「エイム」が良いゴールド・プラチナランクの人は腐るほどいます。停滞している理由は上で書いた通りだと思います
拙い内容でしたが、そんな人たちの参考になればいいな。
おわり。
オマケ
↓はブロンズランクのときのクリップで、初ACEを取った記念のものです。「ウルト味方くらうんだっけ」とか、どこエイムしとんねんみたいなツッコミどころが多い。
普段全く使わんジジイでAce童貞卒業した pic.twitter.com/Lby06TJ2om
— nachizail / なっち (@nachizail) 2020年10月4日